2012年2月20日月曜日

組成人形を修復する方法

壊れた脳神経を修復してボケを改善 | 縁処日記

壊れた脳神経を修復してボケを改善
栄養化学研究所所長 村上 幸雄

脳の神経の修復に不可欠なビタミンB12

 ビタミンというと、一般には、野菜などの植物食品に多く含まれるというイメージが強いようです。しかし、実は動物性食品にしか含まれないビタミンもあります。それはビタミンB12です。

 ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には広く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。

 ただし、おもしろいことに、納豆やみそ、たくあんなど、日本に古くからある保存食には、植物性でも例外的にビタミンB12が含まれています。これは、発酵の過程でビタミンB12が作られるためと考えられます。

 ビタミンB12を電子顕微鏡で見ると、鮮やかな赤色の結晶が見えます。こんな鮮やかな色のビタミンは、ほかにありません。

 また、ビタミンとはケタ違いに分子量が大きいのです。たとえば、ほかのビタミンを人間一人が乗る飛行機にたとえると、ビタミンB12は、それが何機も飛び立てる航空母艦なみの大きさです。

 こういった数々のユニークさをもつことから、私はビタミンB12に着眼し、40年以上研究を続けてきました。その結果、ビタミンB12は作用の点でも、ほかに類を見ないビタミンであることがわかりました。

 ビタミンB12は、もともと悪性貧血を防ぐビタミンとして知られています。血液細胞が正常につくられるには、ビタミンB12が必要だからです。それと同時に、脳神経系の働きにも深くかかわっています。


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 根本的な作用に目を向けると、ビタミンB12は、体内のすべてのたんぱく質を修復する働きを持っています。とりわけ、脳や神経の修復には、ビタミンB12が不可欠なのです。

 脳や神経が働くときは、神経線維同士の間を情報伝達物質というものが行き来します。二本の神経線維で一単位となるその部分は「シナプス」と呼ばれます。シナプスが豊富できちんと機能している場合、脳や神経の働きはよくなります。

 ところが、年齢とともに、あるいは認知症などの病気によって、シンプスは次々にこわれていきます。ビタミンB12には、そのこわれたシナプスを修復する作用があるのです。

 ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分と馴染みやすい構造をもっています。脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い流すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。

 元京都大学医学部の亀山正邦教授は、健康な老人の脳と比較して、老人性認知症患者の脳では、含まれるビタミンB12が4~6分の1に低下していたと報告しています。老人性認知症とビタミンB12との深い関係を示唆する研究結果といえます。

大量にとるほど効果を発揮

 ビタミンB12の必要所要量は、厚生労働省によると、成人で1日2.4マイクログラム(1マイクログラムは百万分の1グラム)とされています。これは悪性貧血を起こさないための最低量で、少し余裕を見て、必要量を1日5マイクログラムとする説もあります。


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 これらは「欠乏症を防ぐ」ための摂取量ですが、私は、まったく違う観点から、1日に3000マイクログラムのビタミンB12をとるよう提唱しています。脳神経系への積極的な作用を期待するには、このレベルのとり方が必要だからです。

 これだけ多量のビタミンB12は、食品からは到底とれません。そこで、おすすめしたいのが、大量のビタミンB12が手軽にとれる「脳ビタミン食品」です。

 この食品は、朝晩1包ずつとれば、1日に3000マイクログラムのビタミンB12がとれるようになっています。なお、大量にとっても、弊害がないことが、医学的にハッキリ確認されています。

 水溶性ビタミンであるビタミンB12を大量にとっても、体内で働かずに排泄されるのではないかという見方もありますが、それは違います。

 ビタミンB12は、最終的には尿中に排泄されますが、それまでの間、体内でさまざまな働きをします。ビタミンB12の場合、とくに1000マイクログラム以上の大量をとると、一種の押し込み効果(ある成分を大量にとることにより、吸収率が増す効果)により、吸収・利用率が高まります。

 脳を活性化する成分として、近ごろではダイズなどに含まれるPS(ホスファチジルセリン)というものが話題になっていますが、ビタミンB12には、脳内でPSを作る働きもあることがわかっています。

 脳ビタミン食品には、ビタミンB12とともに、他のビタミンB群、ビタミンE、セレン、コエンザイムQ10、プロポリス、田七人参といった多種類の有効成分や機能性食品が配合されいます。それらの相乗作用によっても、脳神経系への幅広い効果を発揮するものと思われます。


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 脳ビタミン食品は、物忘れやボケの予防・改善、記憶力や集中力の向上に役立ちます。また、腰痛や手足のしびれなどが改善した人もいます。

超高齢社会を目前にしたいま、
元気でイキイキと年を重ねるために、
ビタミンB12に注目していただきたいと思います。(安心 2004.2月号)

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隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。

<ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。

ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い出すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。


ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステインや活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。

ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
脳と神経の修復・再生のビタミンB12


子供たちの脳、集中力・学力向上、受験にビタミンB12



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